宅飲みだって飲み食いしたい!第一回「しょっつる鍋と伯楽星」
コロナ禍で大好きな居酒屋になかなか行けなくなってしまった昨今、
宅飲みだって美味しいお酒やごはんを食べることを諦めたくない!という連載企画、第一回めは「しょっつる鍋と伯楽星」です。
先日どうしてもとある日本酒を飲みたくなり、酒屋に駆け込んだところ「究極の食中酒」というポップがついていたこのお酒を気になって買いました。
いつ飲もうか迷っていたのですが、ちょうどしょっつる鍋食べた意欲が湧いてきたタイミングだったので、しょっつる鍋にあわせることに!
いや〜どっちも美味しかったです。最高。
せっかくなので秋田の酒にしておけばよかったかなと思いつつ、伯楽星を楽しみました。
こんな感じで色々な酒×料理を楽しんでいきたいと思います!
認知症のおばあちゃんのお家探しを手伝った話
こないだ近所をぶらぶら歩いていたらおじいちゃん、おばあちゃん、おばあちゃんが何やら道端で忙しない感じだった。
気になったのでどうしたのか聞いてみたら、おばあちゃんが自分の家の場所を忘れてしまったので帰れなくなったらしい。(自分から話しかけられるようになったというのでコミュ障の成長を感じて感動)
寒いのに朝からずっと探して歩き回っていたそう。自分の住所と名前は言えるけれど、どうも住所がグーグルで探しても出てこないし、みんなでうろうろ。
おじいちゃんは通りゆく人に声をかけたりしており、私はもうひとりのおばあちゃんに「110番かけて」と言われた。
110番かけてと言われたものの、「え?家帰れなくなったから110番?」と不思議に思いながら電話をかけた。
どうやらそういうケースがよくあるのか、事情を説明したら「警察に繋げますね」とのこと。
電話している最中におじいちゃんの巧みな聞き込みによってお家が見つかった。
今回無事見つかったから良かったものの、自分の周りに認知症の人がいないということもあり、こういうときにどうしていいか全くわからないなと反省。あのときはただスマホを持っているというアドバンテージがあるだけの棒立ち人間だったな…
この先どんどん高齢化社会になっていくし、いつ同じ状況に遭遇するかわからないので調べてみました。
まずは完結でわかりやすい、西東京市のサイト
https://www.city.nishitokyo.lg.jp/kenko_hukusi/koreisyasien/ninchisyoukanren/ninchisyo_maigo.html
「道に迷っている高齢者を見かけたら…
・正面から
・ゆっくりと、優しい口調で
・答えを焦らせない
以上のような点に注意して、話を聞いてみましょう。」
だそうです。
たしかに私がおばあちゃんと話しているときもおばあちゃんは終始「ごめんなさいね」と謝っていた。もしおじいちゃんとおばあちゃんが一緒じゃなかったら、私一人が相手だったら萎縮して全然話が聞けなかったかもなあ。
つづいて群馬県のサイト
https://www.gchs.ac.jp/cms/wp-content/uploads/2018/03/7f8d8b21aa320aa5bb95ad0001a1e972.pdf
認知症の方が亡くなるケースなど実データを用いた後110番に電話をかける大切さが説明されていてわかりやすい。こうかかれると「ああ、電話していいんだ」となりますね。
市川三郷町のサイト
http://www.town.ichikawamisato.yamanashi.jp/20life/10welfare/files/haikai.pdf
声かけ訓練があるとのこと。「長時間歩いて水分不足」というのも気をつけたい。一緒におうちさがしをしていたおばあちゃんはとにかく「寒いだろうから暖かくて休めるところを探そう」って言ってたもんなあ。
以上です!
受験、そして締切に追われる人生
この土日は共通一次だそうですね。受験生のみなさんが悔いのないように、納得いくよう実力がだせることを祈っています。
私は好き好んで締切に追われる人生を送っている。
学生の頃から真面目に勉強していた私は「宿題の提出期限」に追われ、「試験」に追われていた。当時は別に好きでやっていたわけではなかったように思う。
真面目な私は真面目に受験勉強をし、ヒーヒーいいながら受験した。受験はとても大変だった。別に大学に行くことを強制された人生ではなかったが、とにかく何かに追われていた。死ぬほど頑張って勉強した。
無事受験に合格しあっという間に大学入学を迎えた後、私は燃え尽きた。
大学生になったらやりたいことが山のようにあったはずなのに、やりたいことが何一つなくなってしまった。
嬉しいことに、大学に入っても勉強は続く。「レポートの提出期限」に追われ、「試験」に追われた。
そこで不思議なことに、私は追われることで「生きている」と思ったのだ。
私は大学生でいる限りあらゆるレポート、試験、論文、就職活動に追われることができた。
社会人になると入社直後突然社内ニートになったりして、また腑抜けた人生がはじまった。
そしてそれまでは感じたことない「何かを生み出さなければ」という衝動に駆られるようになった。
かくして漫画を描きはじめ、そして私は今締切に追われている。
好き好んで締切に追われている人生。
かっこよく書いたけれど締切間近になるとやっぱシンド〜〜〜〜〜〜てなる〜〜〜〜〜〜〜あっは〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【2021年版】おもしろかった漫画(全20作品)
自分もこんな感じのまとめをしようかな〜と思っていたのですが、全然選出する本がかぶらなくてびっくりしたので書こうと思います。かぶってないものの面白そうなのばっかりでありがたや。
2021年に発行された1巻なんてまあかぶるだろうなと思ったけれどこれもかぶらないのは、いかに沢山漫画が世に出されているかって話ですよね・・・素晴らしい・・・
はじめに
・2021年(1~12月)に刊行された漫画が対象です。
・完結or継続などの大枠で分類分けしています。
2021年1巻が刊行された継続作品5選
町田メロメ「三拍子の娘」
母は他界し、父は突然家を出ていき・・・という一見重い家庭環境の中、なんやかんや楽しく暮らしている三姉妹のお話。
絵柄がすごく好みだったのと、このシンプルな絵柄の中に色気、美しさ、楽しさ、ばかばかしさが表現されていてすごくよかったです。
ずっと読んでいたい日常系もの。次女のとらさんがバリバリ会社で働いているという設定も好き。
河内遥「ムサシノ輪舞曲」
蕎麦屋の息子・阿川龍平(25)は、“お隣のお姉さん”である武蔵原環(35)に、小さな頃から片想いしているという年の差恋愛ストーリー。
小さい頃からずっと知っているせいで全然恋愛対象として見られていない阿川龍平くんと、とにかくすぐ恋しちゃう武蔵原環さん。
とにかく絵が綺麗でどのキャラもずっとみていられるし、全然進まない恋愛模様にむずむずしながら、龍平くんを応援。
恋愛ものを沢山読んでいるので「どうせこのあとこうなるのでしょ」と思いつつ恋愛の進め方が全員大人で、ドキドキしてしまう〜!
真造圭伍「ひらやすみ」
ひょんなことから一軒家を譲り受けた生田ヒロト、29歳、フリーター。ヒロトと従姉妹のなつみちゃんのゆるゆる二人暮らし。
これもまた日常系。最近日常系に飢えてるのかな・・・いいよね・・・ドラマや映画に登場するようなドラマチックな大事件はないけれど、日々生きていく中で本人にとっては大事件ってことがいっぱいある。そういう日々の中でクスッとしたり、ちょっと泣けたり。
高野ひと深「ジーンブライド」
諫早依知の元にやってきた元同級生正木蒔人をきっかけに過去のことを思い出し・・・
フェミニズム要素がある漫画のため、万人にとって面白いとは言い難いかもしれません。序盤は自分も女性としてあるある(女性ってだけで舐められる、「華」要因として召集されるなど)と共感できるところから元同級生の登場によりちょっとスッキリし始めたところでまさかのSF展開!今後どうなっちゃうの〜!?
2021年新刊が刊行された継続作品12選
高松美咲「スキップとローファー」
上京した高校生・岩倉美津未とそのクラスメートが織りなすほんわか日常系青春ラブコメ(?)
大大大好き漫画。今年をもって殿堂入りとしたいと思います。
今回で1年生が終わりました。一生続けて欲しいので進級しないで・・・・
とにかくみつみちゃんがめちゃくちゃかわいい!!!自信家で、天然で、落ち込むこともあるけれど、それでもまっすぐに努力する。そして知らない間に周りが癒されていって・・・あ〜好き。周りの人もいい人ばっかで、ほんわかする。自分がもっていたウジウジした部分や傷ついた部分を彼らに救ってもらえているようなときがあってたまに読んで泣いちゃうのよ…。死ぬほど語ってしまうのでこれ以上は省略します。アニメ化本当におめでたい楽しみ!!!!!
ヤマシタトモコ「違国日記」
35歳、少女小説家の高代槙生と亡き母の妹、朝。二人暮らし。
槙生くんの考え方に共感するのでとても好きな漫画。槙生くんに共感する一方朝のもつ純粋無垢な残酷さには身に覚えがあって頭を抱えることもある。
槙生くんに共感しつつも自分が10台の頃会いたかったなとか、朝やえみりちゃんがうらやましいよなとか。
色々な価値観を持った登場人物が苦悩しながら生きていく、普通っぽい普通じゃない物語。
毎巻素晴らしいんだけれど今回もよかった〜〜〜えみりちゃん幸せでいてくれ〜〜〜〜
平尾アウリ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」
岡山県で活動する地下アイドルChamJamの舞菜がとにかく大好き一生幸せにしたいえりぴよさんが推しを推しつづけるお話。
えりぴよさんが舞菜に対して愛がでかすぎてコメディになってしまうというところが面白い。あとChamJamほんわかしていてかわいいんだぁ〜!
推しがいる人なら「わかる」「あるある」が詰まっている。最近は他のグループがでてきて、実はわだかまりがあったり、逆に仲良くなったりをみているのが楽しい。
小西明日翔「来世は他人がいい」
極道の家に生まれたけれど平凡にいきたい吉乃と極道まっしぐらな霧島の恋愛?漫画。
霧島が吉乃のことを「おもしれー女」って言って惚れる漫画なんだけれど、おもしれー女の度が越しすぎていてこっちまで「おもしれー女」って思いながら読むガチンコバトル物語。
このヤベー男とおもしれー女がどうなっていくのかがドキドキしてしまう…
って思いながら毎巻読んでいるけれど吉乃が霧島への思いがどうなっているのか全然わからないので続きが気になってしまう。
吉乃はずっと霧島のこと好きにならずにいて欲しい。
入江亜季「北北西に雲と往け」
主人公・御山慧は車としゃべることができる、というちょっぴりファンタジー。
入江亜季先生が描く北の大地は本当に美しくて行きたくなってしまう…海外旅行行きたい…ウヴァ…
これまで着の身着のまま二人旅だったのが今回いよいよ謎に迫る!?みたいな巻。
続き楽しみ〜🥺
和山やま「女の園の星」
女子高生教師の日常?物語。
ご存知の方も多いかもしれませんが女の園の星待望の第二巻。
2巻もやっぱり面白い。そして2巻読んで小林先生を好きになったのですが、
酔っ払って気づいたら小林先生のスクショが何枚か携帯に残っていました。怖い。
やまもり三香「うるわしの宵の月」
学校の王子・滝口宵(女)と王子・市村先輩(男)の恋愛漫画。
やまもり三香先生の絵は前から好きだったのですが、今回メインの二人が美しすぎて毎シーン「ああ・・・美しい・・・」ってなっています。
二人の気持ちがちょっとずつ進展していって、それもまた良い・・・
はるこ「酒と恋には酔ってしかるべき」
日本酒大好き主人公・松子の日本酒&恋愛物語。
毎話しっかり日本酒の説明・紹介があるのが好きで読み続けている漫画。松子の恋愛模様も続きが気になる。
今回表紙の今泉くんみて「あれ?こんな子だったっけ?」って思うんですが本編で理由がわかります!かわいい。
持田あき「ゴールデンラズベリー」
芸能事務所のマネージャーである北方啓介はなかなか仕事を続けられない。そんな中吉川塁と出会い、スカウトする。
北方くんの猪突猛進ぶっ飛び恋愛コメディ。「初めて恋をした日に読む話」がまだ連載している中この作品をこの絵のクオリティで描くなんてどうなってんだ持田先生・・・
まだ2巻ですが展開がスピーディー(恋愛パートも、仕事パートも)なので読んでいて楽しい。
松虫あられ「自転車屋さんの高橋くん」
飯野朋子・略してパン子、と年下ヤンキー自転車屋さんの高橋遼平くんとの恋愛漫画。
二人ともドピュアだし、遼平くんがかわいすぎて癒される漫画。髪切ったパン子もかわいい・・・
2021年完結した作品3選
山田金鉄「あせとせっけん」
完結おめでとうございます!!!あまりに変態的な男とえろい(私の主観です)女の子の物語だったので一巻買うの躊躇していたのですが気づけば最終巻まで追っていた。
お二人共お幸せに…🙏
板垣巴留「BEASTARS」
こちらも完結!あの話の濃度と漫画のクオリティで本の発売ペース早くてあっという間の最終巻。
表紙がいいですよね〜、この二人!!
そして最後まで綺麗事だけじゃなくて、面白かったです!!
チョモラン「あの人の胃には僕が足りない」
最後まで可愛い二人でしたね〜!!!そしてやっぱりとにかく絵がかわいい。
はい、というわけで以上20選でした!
今年もいっぱい漫画を読みたいと思います!!!
ナミブ砂漠と私
ツイッタランドで流行ってもうだいぶ経つと思うのですが、今更ナミブ砂漠の中継動画を見るのにハマっています。
最初砂漠のオアシスの中継なんて何が楽しいんだろうかと思っていたのですが、これが楽しいったらない。
これまで動物園のパンダの中継とかみたことあるのですが、いまいちハマらなかったのは、きっと「何の動物のどんなシーンが見れるかわからない」というところでしょうか。
まあ、いつ見てもオリックスはいるんですけれど・・・
あとは映像がかなり鮮明に写っているので、「遠くに何かいる!」→「近づいてきた!」という面白さもあるのが好きです。
知らない動物を沢山見ることができ、そしてかわいい鳥たちも定期的に訪れるこのオアシス、私の心のオアシスフォエバーラブ・・・
そして今朝ナミブ砂漠の朝焼けを見たのですが、すごく美しかったです。時差があるので朝焼けも楽しめる。SUPER SAIKO
最後に私の厳選ショットをお見せします。
野生の馬、かっこよくないですか?私も野生の馬捕まえて乗りこなして〜〜〜(ブレスオブワイルド方式)
ミュシャ展に行ってきた
(全作品撮影可でした)
2018年のミュシャ展に行きたくても行けなかったためようやく念願のミュシャ展へ。
初売りが開始しているので人が沢山なのではないだろうかと心配していけれど、人の入りはそこそこだったので自分のペースでゆっくり見てまわれたのがよかった!
ミュシャの素晴らしさは私が語るまでもないとは思うけれど、特に植物をモチーフにした装飾が本当に美しくて素晴らしい。植物好きだしもっとスケッチとかしたいな。なんならミュシャの絵を模写したい。死ぬほど時間がかかって途中で諦めちゃいそうだけれど…
これまでミュシャの絵は有名なタロットカードのような豪華絢爛な絵しかしらなかったけれど、この展示ではミュシャの歴史と絵の変遷を見ることがよかった。
アール・ヌーヴォーというムーブメントがあったことを初めて知ったし、ミュシャがナチスの尋問を受けて体調を崩したことも初めてしった。
アール・ヌーヴォー展とかないかな。自分はミュシャしか知らなかっただけで実はあの時代の絵結構好きかもしれない。
アール・ヌーヴォーよりも少し時代はあとの話だけれど、ミッドナイト・イン・パリをもう一回見たなった。
あとはスラヴ叙事詩を死ぬまでに見てみたいと思った!とにかくでかくて迫力のある絵が好きなのというのもあり、あれを見たらどういう気持ちになるのだろうかとワクワクする。
チェコでは常設展示できる施設を建設中だとかで、これができたらチェコ行ってみたいな。
https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/23572
ミュシャ展は10日までやっているので気になった方はぜひ。思わずポスター買っちゃいました。(額縁買お…)
https://www.odakyu-dept.co.jp/shinjuku/special/mucha/index.html
吉本ばななの「キッチン」を読んだ
吉本ばななを初めて読んだので感想です。
そもそも私はこういった教科書に載るような作家さんを好んで読んだことがありませんでした。
ミステリーやサスペンスなど読んでドキドキハラハラする系が好きなのですが、名作だしということで人に勧められて読み始めました。
いやあ名作なだけあってすごいですね。読み始めてからなぜかずっと泣きそうになっていました。
人が抱える孤独、埋まらない寂しさがずっとそこに横たわっているような切ない感覚。時折入る背景の描写が頭の中で鮮明に流れ、自分の記憶の中で勝手にリンクする。
悲しいことがあったのに勝手にやってくる夜明けを見たあの日、隣りにいるのに心を通わせられないと知ったあの日、実家を離れて泣いたあの日…
そういった人々が抱える孤独や寂しさを描きながらも、全編通して「食べること」が救いになっていることがとてもよかったです。
坂元裕二脚本の「カルテット」で「泣きながらご飯食べたことがある人は生きていけます」というセリフがあったことを思い出しました。
ご飯を食べるということは、生命エネルギーを摂取するということ。ご飯を食べられるということは、この先まだ生きていけるということ。
なんだかカツ丼食べたい気分だな。